2020年12月24日

過ごし方

カマクラテラスのウラバナシ

こんにちは。マリブホテルコンシェルジュSenoです。

おかげさまで、ホテルとマリブファームレストランでの期間限定「カマクラテラス」は多くのお客様にご利用いただいております。「密」を回避しながらレストランの食事を楽しめるとういことでメディアでも取り上げていただき、期待以上の反響はコロナ禍においてスタッフの励みになっております。

今年の夏、オープンエアなマリブファームのテラス席は連日満席。喜びと同時に、「この開放的な空間を冬場はどう演出するか」という、課題が持ち上がりました。
冬でもアウトドアで食事が楽しめるようにするにはどうしたらいいか?何か温かい演出が出来ないか?と考えていたところ、折からのキャンプブーム。グランピングの楽しさ、秋田県のかまくらをヒントに、かまくらのようなテントを張ってみようと企画がスタートしました。

そして、とあるマリブファームの定休日、支配人を先頭にスタッフが金づちをふるい、できあがったのがたまねぎ型の6基のテント「カマクラテラス」。初めて中に入った時のわくわくする気持ち。開放的な周囲と繋がりながらも、一歩中に入ると自分だけのプライベートな空間になるという面白さ。客室とは異なるアウトドアな雰囲気が遊び心を刺激します。
 

いくらテントは外より温かいとはいえ、真冬は寒いもの。という訳で、マリブファーム池内シェフオリジナルのグランピング「ホットポットメニュー」も誕生。冬の醍醐味、鍋料理を囲んで心も身体も温めてもらいたいと試食を重ね、味も見栄えも完璧なメニューが完成しました。
 
メイン料理の一番人気は「国産牛ほほ肉の特製赤ワイン煮込み」。半日かけて煮込んだお肉がとろける美味しさです。
濃厚なスープがたまらない「尾頭付き地魚の野菜たっぷりアクアパッツア」は、シメにライスを入れて最後まで味わっていただきたい一品。
そして、シェフが「寒い時はこれ!」と、声を大にして推しているのが、シンガポール料理の「バクテー」をマリブ風にアレンジした「スペアリブと豚バラ肉のアメリカンエスニック風薬膳鍋」。
豚骨出汁とブイヨンのスープに、生姜、にんにく、八角など身体を温める薬味、胃腸薬にも利用されるフェンネルシードなど8つのスパイスを、たっぷりの秋冬野菜、ゴロリとしたお肉とともに煮込んだ熱々のお鍋。滋養があってクセになり、「いくらでも食べられる!」と、スタッフの中で大人気のメニューです。
 

見慣れてくるとかわいい「カマクラテラス」が見られるのもあと2カ月だと思うと少し寂しい今日この頃。温かいお鍋が味わえるのも今だけ。ぜひぜひお試しください!

マリブホテルは、おかげ様で来年3月に開業一周年を迎えます。
コロナウイルスの流行の下に開業するという船出でしたが、多くのお客様にお越しいただき、「楽しかった」「美味しかった」の声に励まされながら荒波を乗り越えて来られました。

2021年も引き続き安心してお客様にお過ごしいただけるよう、お客様の心に残るホテルになれるよう、スタッフ一同気持ちを新たに新年を迎えたいと思います。

皆様もどうぞ、美味しいものをたくさん食べ、たくさん笑い、健やかな年の瀬をお迎えください。
来年もマリブホテルは皆様をお待ちしています。

2020年 12月末日
マリブホテル フロントコンシェルジュ Seno