海から考える未来

2022年9月発行

リビエラ湘南ビーチクリーン

各海岸、多くの地元住民・団体等が参加する「リビエラ湘南ビーチクリーン」

“美しい海には人が集まる”

海開き直前の6月末、いつも海から陸を見ているリビエラらしい海のサステナビリティイベント「LOVE OCEAN」を開催しました。これは、有志のリビエラ社員が材木座海岸で毎月行っている「リビエラビーチクリーン」の大型イベントとして、2021年12月の3海岸(鎌倉市、逗子市、葉山町)から始まったもの。
第2回となる今回は、三浦市からスタートし、横須賀市、葉山町、逗子市、鎌倉市、藤沢市まで6市町にまたがる6海岸をビーチクリーンしながら2日間に亘りキャラバンする「リビエラ湘南ビーチクリーン」を行いました。そして、様々な観点からブルーエコノミーを考える「海のシンポジウム」は、大変興味深いものになりました。

6市町6海岸ビーチクリーン

各海岸には、多くの方が参加されました。大きなゴミからマイクロプラスチックまで、海から打ち上がるゴミは、各海岸ごとに特徴が現れます。
いつまでも漂い続けてしまう海ゴミをこれ以上出さないよう、最後のストッパーとしてのビーチクリーンが、いかに重要かを今回も痛感しました。
また、この「リビエラ湘南ビーチクリーン」では、海の環境を守ることはもちろん、「海沿いの人と人」をつなぎ、ハブとして連携強化の役割も担っていきます。それが非常時の備えにもなると信じて。

海から打ち上がった大きなゴミ
小さく砕かれた無数のマイクロプラスチック

幅広い分野・世代が語るシンポジウム

リビエラ逗子マリーナの三方に海を見渡す会場「シースケイプ」では、二部制でシンポジウムを開催。
一部ではローカル&ラグジュアリーを踏まえたブルーエコノミーの視点でディスカッションを行い、環境活動家、地元漁師、研究者、ヨットマン、マリンスポーツ愛好家、ハイエンド観光業に携わる方々にご登壇いただきました。それぞれの立場で語る、テーマ「海から考える未来」はエネルギッシュで、参加者たちは大きく頷きながら聞き入っていました。
二部では、Z世代支援として、コミュニティ「Rネクスト」発足を記念し、「Rネクスト・サミット2022」を開催。今回は「リビエラSDGs作品・マンガ大賞」の受賞者たちがメンバーとして登壇しました。
パネリストを務められた葉山町の山梨町長が「Rネクストの子どもたちを講師に招きたい」と感想を寄せるほど、未来を担う子どもたちの環境意識や未来への意識の高さには驚くことばかりでした。子供たちのこの想いを大人たちが邪魔してはいけないと考えさせられる貴重な時間でした。

シースケイプ
環境教育 ・ ブルーフラッグ

「環境教育 ・ ブルーフラッグ」
伊藤正侑子氏(FEEJapan 理事長)

水産

「水産」
大竹清司氏(小坪漁業協同組合 代表理事組合長)、葉山一郎氏(藤沢漁業協同組合 代表理事組合長)、滝口直之氏(神奈川県水産技術センター所長)

スポーツ ・ レジャー ・ 海の文化

「スポーツ ・ レジャー ・ 海の文化」
高橋敏男氏(逗子マリーナヨットクラブ会長)、大野稔久氏(葉山マリーナヨットクラブ会長)、富田三和子氏(公益財団法人日本セーリング連盟副会長)

ブルーエコノミー

「ブルーエコノミー」
小林正典氏(公益財団法人笹川平和財団 主任研究員)

環境

「環境」
長野由梨子氏(国立研究開発法人海洋研究開発機構/JAMSTEC)、佐藤輝氏(ダイバー)

観光

「観光」
稲葉健太氏(SLY ジャパン株式会社代表取締役)

葉山町

パネリスト
葉山町町長 山梨崇仁氏

R ネクスト

Z世代支援「R ネクスト」コミュニティ
堀井海志さん(小2)、長谷川佳祐さん(小4)、仁木聡太郎さん(小5)、原澤幸希さん(小6)、小宮山柚子さん(小6)、近藤璃子さん(小6)、座間耀永さん(高1)、山本歩空さん(高3)

MITSUMI

シンポジウム総合司会 : MITSUMI氏
(ラジオDJ / かながわSDGsスマイル大使)


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