2020年12月発行

渡邊 曻

株式会社リビエラホールディングス
代表取締役会長兼社長

渡邊 曻

華やかなり2021年の相模湾

コロナ禍に苛さいなまれたこの一年は、新たな挑戦でした。ワクチン完成の朗報も伝えられてはいますが、コロナ以前には戻りません。コロナに限らずどんな状況下でも、その生活様式に馴染み、それに対応したビジネスを前向きに構築し続けていきます。
1年延期となった東京2020五輪/パラ五輪も、この夏には開催の運びです。五輪セーリング競技の競技会場は相模湾。逗子・葉山・シーボニア・下田でマリーナを運営するリビエラは、早い段階から全面的にサポートしてきました。延期が決まった後も、私たちは一切手を止めずに準備を続けています。
五輪後の今秋には、日本初の〝SWANの祭典〟を控えています。同社オーナーのレオナルド・フェラガモ氏からも参加連絡が届いています。世界屈指の高級ヨットメーカー「NAUTOR'S SWAN」社との提携により、2016年から日本正規代理店として、世界のセーラーが憧れる
SWANの日本およびアジア市場開拓に尽力してきたリビエラにとって、大きな節目といえるでしょう。
心豊かなライフスタイルを提案する「リビエラ ライフデザイン倶楽部」も発足し、人生の門出をプロデュースしてきたリビエラならではの「新たな旅立ち」も始まりました。
また、2020年レストアを果たした船齢93歳の帆船「シナーラ」のミュージアムが、昨冬ついに完成しました。海を業とする我々にとって意味深いものになると思います。現在シナーラは、細かな内装が仕上がり、磨き上げを日々続けると共に、選ばれしクルー達と海上でのセールトレーニングを重ねております。
2021年の相模湾の海は、かくも華やかに、忙しくなります。

渡邊 曻

念願であったNPO法人設立

私たちの事業の先にある環境・教育・社会を軸に「リビエラ未来創りプロジェクト」をスタートさせて本年で丸15年。この取り組みと同一軌条にあるものとして、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)にも早くからコミットしてきました。
リビエラが立ち上げた5つの一般社団法人の上に立つ「NPO法人リビエラ未来創りプロジェクト」が昨年12月に認証。我々の社会貢献の基盤がこのコロナ禍にも関わらず出来上がり、活動も飛躍的に臨めると期待しています。

継続開催する
参加型のSDGsイベント

1月31日、参加型イベント「リビエラSDGsフェス」を開催します。海とサステナブルをテーマとした講演会・展示販売・ワークショップに加え、海辺の散策・おいしい食事など上質な時間を楽しめる点も、リビエラ逗子マリーナならではです。
SDGsというと、行政・自治体や大企業が取り組むイメージがありますが、中堅中小企業、任意団体、地域住民、賛同いただいた方々も含め、一堂に会する機会を提供することで、人々が横に繋がり、新たな連携を生み出す〝ハブ〟となることは、〝集いの場〟を生業としている、中小企業のリビエラでもできる貢献と考えます。
コロナ感染状況によっては、予定が変更になる場合もございます。

気付きと豊かさを皆様と分かち合う

コロナのために物理的な身動きがとれない分、多くの時間を思索に充てることができました。
苦しくも学び多き日々。こうして得た気付きや心の豊かさを皆様と分かち合い、2021年を輝かしい年にしたい。本年もよろしくお願い申し上げます。


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