「セーリング普及に対する長年の努力を讃えたい」―国際スポーツムーブメントを指導する組織のトップリーダーから、
リビエラに温かなメッセージをいただきました。謹んで抄訳にて紹介いたします。

2021年10月発行

地域社会の理解を促した
リビエラの貢献

国際オリンピック委員会 副会長
セルミャン・ウンさん

コロナ禍での開催だったにもかかわらず、選手たちが素晴らしいパフォーマンスを披露したTOKYO2020は、世界をひとつにしました。安全な競技環境をつくりあげた日本の運営組織と行政当局、現場で力を尽くしたボランティアのみなさまを称賛します。
第2回パリ大会以来の歴史を持つ五輪セーリング競技は、トップ選手間の実力差が小さく、変化に富んだ接戦が常に展開されてきました。今大会では、水上で間近に観戦するのと同じ迫力を、世界中の人々が家庭内で楽しみました。
セーリング競技の会場となった江の島は、1964年東京五輪のレガシー。このレガシーが再び用いられたことには格別の意味があります。競技海面と同じ場所で、ふだん大切な事業を営む漁業者やレジャー産業の方々の、寛容な理解を示しているからです。
競技関係者や立場の違う地元の方々が一堂に会したリビエラ逗子マリーナでのレセプションパーティーができたのも、リビエラのおかげです。相模湾内の戦略的な位置で美しいマリーナを数か所営み、且つまた歴史的帆船シナーラ号の復元にも成功したリビエラは、海の人類遺産の守護者です。
今大会を成功に導いたすべての人々に心からの感謝を捧げます。
アリガトTOKYO!
アリガトJAPAN!
そしてアリガトRIVIERA!!

相模湾の美しさを
満喫した大会だった

ワールドセーリング 会長
リー・クァンハイさん

TOKYO2020セーリング競技の成功は、さまざまな人々の共同作業の賜物です。全10種目の競技は、国際チームと現地チームの協業により、スケジュール通り完璧に実施され、選手たちは五輪という体験を堪能しました。
私たちワールドセーリングの最優先事項は、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるようにすることでした。優れた競技内容こそ、この大会の実現に努力したあらゆる人々への報酬だからです。
コロナ対策による無観客開催でしたが、最先端の中継技術ですべての観衆が会場と同じ興奮を味わうことができ、安全かつ円滑な大会運営をすることができました。
リビエラのみなさんをはじめ、ご尽力くださった開催地域社会の方々に厚く御礼を申し上げます。 海洋スポーツ普及に取り組み、日本人や日本を訪れる人々に海の魅力を伝えてきたリビエラに敬意を表します。それは海という人類の宝を守ることだからです。
かつて、リビエラ逗子マリーナとリビエラシーボニアマリーナで、相模湾の美しさを満喫したことは日本での最良の思い出として、いつまでも心に残っています。また、歴史的名艇シナーラ号の完全復元を果たされた壮挙を讃えます。


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