巻頭のご挨拶にかえて

株式会社リビエラホールディングス
代表取締役会長兼社長 渡邊 曻

2018年5月発行

渡邊 曻

タイガー・ウッズとのひととき。

自称“ゴルフオタク”
タイガー・ウッズとの語らい

毎年2月に米国ロサンゼルスの「ザ・リビエラカントリークラブ」(RCC)で開催されているUSPGAツアーの一戦「ジュネシス・オープン」。スポンサーが現代自動車グループに変わり、大会名称が現在のものに改まって2回目となる今年のトーナメントは、連日晴天の中、4日間にわたり多くのギャラリーを迎えて、熱戦が繰り広げられました。
ジェネシス・オープンとなってからタイガー・ウッズ基金が大会を主催していますが、今年はタイガー自身がプレイヤーとして復帰このことも大きな話題となりました。
タイガーとランチを共にしながら、彼の気さくな人柄に触れました。自らを「ゴルフオタク」と表現していましたが、数々の大会の戦績やコースに関する知識が豊富で、ゴルフ全般に対する造詣の深さに驚かされたものです。
プレイヤーとしてのタイガー・ウッズは、今年、ついに復活を遂げたわけですが、この復活劇の背景には2人のお子さんの存在があったとのこと。

トーナメントを通じた
社会貢献

タイガー・ウッズ基金は、ゴルフの裾野を広げる活動として子どもたちを支援していますが、ジュネシス・オープンを通じても積極的に公益活動を展開しています。
アメリカはこうした基金活動や教育支援がとても盛んで、RCCもまた、これまでのトーナメントを通じ多額の支援を行ってこられたことを、大変な名誉と思っています。

毎回生まれるドラマと
それを支えるスタッフ

今年のジェネシス・オープンの勝者は、バッバ・ワトソン。2014年、2016年の「ノーザン・トラストオープン」に引き続き、RCCでの勝利は3回目。ワトソンにとってはツアー10勝目の大事な節目となりましたが、前回のノーザン・トラスト優勝から2年。身体の故障などさまざまな苦労もあって、表彰式での感涙は誠に印象的でした。毎年数々のドラマがある。それはトーナメントの醍醐味です。
メジャートーナメントの熱きドラマを陰で支えているのが、コースのメンテナンススタッフ。RCCでは通常40名のスタッフがコース管理を行っておりますが、トーナメント期間中は全米各地、欧州、カナダ、日本からも選抜された一流スタッフがボランティアとしてRCCに集まり、総勢80名体制でトーナメントのコース管理を支えてくれています。世界100カ国に映像配信されるUsPGAツアーにふさわしく、グリーンの完壁な仕上がり、マスターズと同じスティンプメーター13のグリーンスピード、そしてフエアウエイとラフの美しいコントラストは、ひとえに彼らの努カの賜物です。

刻まれた歴史を
後世へと伝え続ける

毎回多くのドラマが生まれ、毎年 新たな歴史が刻まれるトーナメント。 その歩みをより多くの方に知っていただき、後世へと伝えていくための「クラブハウス全体ミュージアム」もほぼ 完成に近づいてきました。
前オーナーであるフランク・ハザ ウェイ氏とは毎年、折々に交流していますが、氏は今もRCCを温かく見守ってくださっています。感謝しております。

メンテナンススタッフ

メンテナンススタッフ80名の朝は早い。
3:30amのミーティングにて


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