2018年9月発行

海と繋がるプログラム
海と繋がるプログラム
海と繋がるプログラム

リビエラグループでは、“大自然と共に心豊かに生きる”という理念のもと、国連グローバル・コンパクトが掲げる
SDGsの17の目標に沿い、CSR活動を通じて豊かな未来創りへの取り組みに力を注いでいます。

今期は600名が参加
「海と繋がるプログラム」

次世代を育てる〝海の授業〟

海を学び、海を味わい、海を体験する――リビエラグループが運営サポートしている『海と繋がるプログラム』(主催:一般社団法人日本海洋アカデミー、会期:5月〜12月)は青少年向けの〝海の授業〟です。今期は約600名が参加予定。7月18日には、東京都豊島区の小学生たちが、リビエラシーボニアマリーナにやってきました。
プログラムは、日本海洋アカデミーの代表理事・白石康次郎氏(海洋冒険家)がビデオメッセージで「僕は飛行機にも新幹線にも乗らずにニューヨークまで行った。海は世界中と繋がっている」と語る〝開校式〟からスタート。
「海は人間が作ったものではないから、予期せぬ危険もある。でも、ルールを守り、インストラクターの言うことをよく聞けば、海は安全で楽しい。遊びながら、さまざまなことを学べる」
白石氏のメッセージには、子どもの自主性を尊重する姿勢と、「体験の中から多くを学ぶ大切さ」という日本海洋アカデミーの理念が表れていました。

3つの体験コンテンツ

体験授業は、3班に分かれて、3つのコンテンツをローテーション。「ディンギーヨット」は、風と帆の向きで進むセーリングの基本。ヨットの動きや風を体で感じ、自分の頭で考えて帆を操作します。作業量は多く、集中力と考える力が鍛えられます。
2人乗りの「シーカヤック」は、パートナーと呼吸を合わせないと進みません。声を掛け合い、気持ちを一つにすることで徐々にスムーズに。楽しくなる頃には、協調性が養われています。
エンジン音を立てない「電池推進船らいちょうSによる小網代湾ミニクルーズ」では、静かに航行することで、より身近に海を体感。小網代の森や干潟にまつわる話を聞きながら、水面の高さで海の生き物と出会えます。
〝海離れ〟といわれる昨今、今回も「初めて本物の海を見た」という子がいました。子どもたちの心に「豊かな自然を守ろう」との思いが宿るように…。美しい地球を持続するための活動を、リビエラは続けていきます。

<スケジュール> 日時:7月18日(水)半日コース

7:30

集合

7:45

バスにて学校を出発

10:00

シーボニアマリーナ到着

10:10

開校式
・代表理事 白石康次郎氏の挨拶ビデオメッセージ上映
・インストラクター注意事項の説明
・ライフジャケット着用の説明
・アクセスディンギー、カヤック、クルージングの体験

12:30

プログラム終了

12:40

閉校式 インストラクターより閉校のご挨拶

12:45

昼食・着替え

13:30

バスにてリビエラシーボニアマリーナ出発

15:30

学校に到着後解散

東京海洋大学との共同研究
世界初 急速充電対応の電池推進船「らいちょう」

らいちょうS

シーボニアでシャトルボートとして運行中

リビエラシーボニアマリーナのある小網代湾で、世界初の急速充電型電池推進船『らいちょうS』をシャトルボートとして運航しています。これは、東京海洋大学とリビエラとの共同研究。発電量やエネルギー消費量のデータ収集、使い勝手や乗り心地の検証など、さまざまな実証研究を進めながら、クリーンエネルギーを活用した次世代の水上交通や、未来の漁船としての実用化を目指します。
『らいちょうS』の屋根には、神奈川県が推奨する薄膜太陽光パネルを搭載。ガソリンを使わず、電気自動車同様の充電式を採用するため、排気ガスやCO2排出がなく、環境保全に大きな効果が期待されます。
「らいちょうS は」ウォータージェット推進装置を搭載し、プロペラはありません。そのため浅瀬の運航も可能で、ロープを張った養殖水域にも推進できます。また、振動もほとんどなく、海洋生物やサンゴ礁、水中に潜った人を傷つけることもありません。安全性や環境保全の面でも大変優れています。
今後は、薄膜太陽光電池を動力源として運航する予定です。
海の美しさに触れると同時に、気候変動も肌で感じる海に携わる者として、リビエラは、クリーンエネルギーの研究・普及に対する取り組みを続けていきます。

「あらゆる場所が発電所になる」
薄膜太陽光電池の普及プロジェクト

薄膜太陽光電池

日本初の試み

再生エネルギーの普及拡大の一環として、神奈川県の「薄膜太陽光電池普及プロジェクト」に参画。2016年、リビエラ逗子マリーナの岸壁に薄膜太陽光パネルを設置しました。マリーナ岸壁への薄膜太陽光パネル設置は、日本初。
薄くて軽い薄膜太陽光電池は、これまで設置できなかった建物屋根や窓、壁面に設置可能です。また塩害に強く、曲面にも対応可能なため、リビエラでは船の屋根に設置し研究しています。経済産業省や環境省で推奨するZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)建物の省エネルギー化・省CO2化に少しでも近づけたい思いです。
光エネルギーから変換された電力を利用すると共に、発電量やCO2削減量を数値で示す電子掲示板を置き、お客様への「見える化」にも取り組んでいます。リビエラ逗子マリーナにご来場の際には、ぜひこちらのパネルにもご注目ください。

リビエラ講演会『SDGs』
持続可能な開発目標

リビエラ講演会
川廷 昌弘
持続可能な開発目標

さまざまな分野で活躍されている講師を招いて開催するリビエラ社員のための講演会。今年は、国連で採択された世界の共通言語『SGDs 』がテーマでした。
リビエラの展開する事業は、大自然からの恩恵をなくしては成り立ちません。だからこそ事業活動とソーシャル活動には深いつながりがあると考え、企業理念「大自然と共に心豊かに生きる」のもと、さまざまな課題を「未来創りプロジェクト」として2016年より取り組んでいます。取り組みにあたっては、『SDGs 』にコミットし実践しています。

視点を変えて理解する
リビエラの未来創りプロジェクト

改めて全社員の『SDGs』の理解を深め推進していくため、全国を飛び回り活動されている博報堂CSR担当部長の川廷昌弘氏をお招きして講演会を開催致しました。
『SDGs 』ロゴとアイコンの英語表記をいち早く日本語に訳されたのが、まさに川廷氏チーム。「時に意訳も交え、一目見て解るようにした」とのエピソードに、本気で広めていく意気込みを感じました。
講演では、今、地球で起きている危機と私たちの取り組みとを紐づけて考えられるようにお話してくださいました。その後のワークショップでは、活発な意見交換をした上で、皆で共有し合い「2030年をどう迎えるか」を考えました。
キーワードである「誰も置き去りにしない」という言葉の通り、私たち一人ひとりが主役で主体性が問われていることを実感しました。
2030年まで残り12年です。皆様も身近な取り組みから始めてみてはいかがでしょうか。リビエラは、積極的に未来創りプロジェクトを進めてまいります。

川廷 昌弘

川廷 昌弘

かわていまさひろ

博報堂DYホールディングスCSR推進担当部長、神奈川県顧問(SDGs 担当)、環境省SDGsステークホルダーズ・ミーティング構成員、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンSDGs タスクフォースリーダー、公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員など。


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