2018年9月発行

渡邊 曻

株式会社リビエラホールディングス
代表取締役会長兼社長

渡邊 曻

全室スイートの
ラグジュアリーホテル

16万3000平方メートルの敷地を持つリビエラ逗子マリーナの一角に、こぶりなリゾートホテルを建てる計画を進行しております。それぞれにタイプが異なる50平米以上の11室を備えた、全室スイートの〝スモールラグジュアリーホテル〟です。
これまで湘南・鎌倉・三浦半島エリアには宿泊施設が少なく、国内外から多くの観光客を集めながらも、ほとんどの人は日帰りスケジュールを組んで横浜や箱根の泊地に移動。滞留時間が短いために、地域の魅力を充分に体験していただくことができず、また地元への経済効果も薄いのが実状でした。
リビエラ逗子マリーナにホテルができれば、東京都心から50分の好立地に、本格的な滞在型リゾートが誕生することになります。〝都心から一番近いリゾート〟です。
この地で長年、マリーナ、リゾートクラブ、ブライダル、レストラン& カフェ、スポーツ& スパ、リゾートマンション仲介……といったビジネスを展開してきた私どもにとり、名実ともに〝複合型総合リゾート〟の形が整い、いよいよ新たな扉が開かれます。

〝自然との共生〟を体現する
EVバッテリーシステム

クルーザー&ヨットが並ぶハーバー。相模湾越しに江ノ島、富士山が広がる絶景。この新たなホテルでは、お部屋の広いテラスで海風に当たりながら、至福の時をお過ごしいただけます。当グループが理念とする「大自然と共に心豊かに過ごす」を、体現したホテルになるはずです。しかしながら、この新たなホテルが形にしてみせる「自然との共生」は、景観だけではありません。
このホテルでは、来るべき電気自動車社会を見据えた「EV(電気自動車)バッテリー」活用のシステムを導入します。社用車両をEVとするのはもちろんのこと、電力消費のピーク時には、館内電力の一部を自動車のバッテリーから供給し、ピークカットに貢献します。また、災害時非常用電源としても活用し災害に強いホテルを目指します。
豊かな未来は、自然と共に生きることにある――このリビエラグループの理念を体現したホテルをめざしてまいります。

安心な〝食〟にこだわり
海外名店を誘致

新たなホテルのもうひとつのトピック――それは、〝食へのこだわり〟。安心安全な食材をお届けするため始めた「リビエラ循環型農法」はSDGs にコミットし、社員の手でオーガニック野菜作り。そのこだわりに親和性の高い名店の海外第1号店を、このホテル内にオープンします。
従来営業の「ロンハーマン カフェ」「リストランテAO」とも併せ、リビエラ逗子マリーナは、海辺に現れた〝多彩な食文化の街〟になります。

地域活性に貢献し、
世界中の人々を集める

ホテルのグランドオープンは、来年初秋を予定しています。これから急ピッチで工事と開業準備を進めていきます。マンションオーナー様はじめご利用の方々には、しばらくの間、ご不便をおかけすることとなりますが、ご理解をいただきますようお願いする次第です。この度の計画は、地域活性に貢献し、ひいてはオーナー様各位にもご満足いただけるものと確信しております。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、リビエラ逗子マリーナでは、合宿地としてスペインチームを8月20日より受け入れています。これを機に、このエリアを、全世界のインバウンドにも注目される場所に育てていきたい。
その第一歩を、この全11室の〝スモールラグジュアリーホテル〟が刻んでくれることでしょう。


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