2022年1月発行

シナーラ

クラシックヨット「シナーラ」のトレーニングに臨む日は、明け方に起床し、
気持ちを整えてから三浦のリビエラシーボニアマリーナへ。
リビエラ東京の店舗責任者の山本は、船のことは右も左も分からないゼロからのスタートで、
時間の使い方や、情熱を持って取り組むことで道は必ず開けるということを学んでいます。

突然与えられた未知の世界への切符分からないことだらけの奮闘の日々

「 シナーラクルーの話をいただいた時は本当にびっくりしました。リビエラに入社して20年間、船に乗らせてもらったことはあるものの、操船する側の立場に立つことは想像すらしたことがありませんでした」
今年40歳という区切りの歳を迎えた山本佑治は、東京・池袋にあるリビエラ東京の店舗責任者を担いながら、2021年9月より「シナーラ」の新人クルーとしても、エキサイティングな日々を過ごしています。
「 会長から直接打診を受けた時の衝撃は今も鮮明に覚えています。無謀すぎる挑戦への不安と同時に、自分を磨きたい、チャレンジしてみたい、と思いその場ですぐに返事をしました。“行ける道を選ぶのではなく、行きたい道を選択しなさい”これは私が小学校時代の恩師からもらった言葉で、なにかを決断をする時、迷った時に支えになっています。また、経営者であると同時に、挑戦し続ける会長の渡邊の姿から、チャレンジした者にしか得られない世界があるのではないかと感じていました。だからこそ私は、後悔しないために挑戦することを選びました。ヨットに対してひたむきで、情熱やロマン溢れる会長、先輩クルーについていけるように、我武者羅に学んでいる最中です。そして、店舗責任者をしながらクルーとしての役目を果たすために、時間の使い方を見直すとことから…私の挑戦は始まったばかりです」

「シナーラ」が教えてくれたのは
誇り、そして人間力

山本は、会長である渡邊から「リビエラが目指すステージを感じてほしい」と言われました。「 リビエラで大切にする理念のひとつ、『磨き上げ』では、モノを磨き、ヒトを磨き、心を磨く。プライベートの船であるシナーラには、シナーラクルーしか乗ることを許されていません。乗船時間の何十倍もの長い時間をかけて、日頃からクルーが魂を注ぎ込みシナーラを磨き上げているからこそ、乗った時の感動や感激が何百倍にもなるのだろうと感じています。私は、シナーラクルーになったことで今まで出会ったことがない人たちやコトと出会い学び、自分自身の視野の広がり、そして心の在り様の変化に驚いています。同じ目標を持って臨み、心を合わせる、まさに『同じ船に乗る』ことで得られる真の絆を改めて実感する日々です。そして、“海初心者”の私でも迎え入れてくれる『懐の深い海』とその海を愛する人々に、本当に感謝しています。謙虚さと感謝の心を持ち、人間力を磨き、誇りと情熱を持って臨む。正解かどうか分かりませんが、リビエラ人が目指すひとつは、こういうことなのかなと思います」

自然の美しさと難しさを実感する日々

普段は都会(池袋)での接客やマネジメントが仕事の中心ですが、クルーとして過ごす時間はリビエラの企業理念である『大自然と共に心豊かに生きる』を全身で体感しています。毎週シナーラトレーニングに通うごとに相模湾の美しい自然の虜になると同時に、1分1秒ごとに状況が変わる自然を相手にヨットを動かすことの難しさを痛感しています。今までに感じたことがないほどとても充実しています」
前進するシナーラの姿は、山本にとって「希望」そのものです。そんなシナーラのように新しいことに挑戦し続けていきたい。山本の夢、そして挑戦はまだ始まったばかりです。

Presenter

山本 佑治

リビエラ東京 支配人
兼 シナーラクルー

山本 佑治


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