2022年 4月 発行

2020年にリビエラ逗子マリーナ内「リストランテAO」の支配人に就任した田村慎一。
池袋店でサービスマンのノウハウを培い、青山や逗子ではウェディングプロデュース、
リビエラシーボニアマリーナでは夏のBBQ運営などさまざまな経験をしてきました。
目指すは「究極のサービスマン」。その上で船舶の免許取得は必須だったと話します。
逗子に赴任して最初に行ったのは
船舶免許取得のための猛勉強!
「リストランテAO」の支配人である田村慎一を物に喩えるなら、文房具の『コンパス』。自身が軸となって輪を広げていく、まさにそのような存在です。また、なにごとにも前向きに臨むチャレンジ精神が旺盛で、リビエラ逗子マリーナに従事するようになり、真っ先に取り組んだのが船舶免許取得のための勉強でした。
「海をすぐ近くに感じられるレストランで仕事のできる機会が与えられたので、店内だけでなく、洋上でもお客様のためになにかできないかと考えていました。そこで思いついたのが、船舶免許の取得です。ただの欲張りなのかもしれませんが、サービスも船の操縦もすべて自分でやってみたいと思うようになったんです。」
そんな田村が常に心がけているのは、お客様と同じ目線に立って物事を考え、“今こうされたら心地良いのではないか”という一歩先を行くサービスを実践すること。
「船舶の免許を取得して、いざ洋上に出てまず感じたのは、自然への畏怖でした。“命を預かる”ということへの責務を実感しています。常に緊張感を持ちつつも、やはり海の景色の美しさは何度見ても楽しく、飽きません。同じ日は二度とないように、景色も同じ表情がありません。この感動をお客様と共有できたら幸せですね。」
非日常で過ごす時間を色あせることのない
思い出にしてほしいから
具体的にどの時間帯の景色がおすすめでしょうか。「マリブホテルとリビエラ逗子マリーナは朝焼けが美しく気持ちがいいです。かわってリストランテAOでは、幻想的なサンセットの景色をぜひご覧いただきたいです。料理もまた食材によって一日と同じ味わいがないのが魅力です。
グランシェフの小川は“こうあるべき”という固定観念を取り払い、意外性を大切にされるシェフ。例えば新鮮なイチゴが手に入ったならそれにフォアグラを合わせてみるなど、創造性豊かです。そんなひと皿を提供した瞬間のお客様の驚いた表情や笑顔は私たち全スタッフの宝物です。非日常の中で育まれる思い出を一生物にしていただけたら、サービスマンとしてこれ以上に幸せなことはありません。
リストランテAOは、結婚記念日やお誕生日など、記念日ごとにご利用いただいているリピーターのお客様も多くいらっしゃいます。その期待に応えられるようにこれからも新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。」
Presenter

リストランテAO 逗子マリーナ
支配人