2019年12月発行

リビエラカントリークラブ

“招待試合”になって
賞金総額と格付が向上

ザ・リビエラカントリークラブ(RCC)に、今季もU.S.PGAツアー公式戦開催のときが巡ってきます。2020年2月13日から16日までの4日間。今回から“招待試合”として大会名が変わり、賞金総額と大会格付も上がります。
新名称は「ジェネシス・インビテーショナル」。出場できるのは120人の招待選手のみ。賞金総額は、前回「ジェネシス・オープン」を190万ドル上回る930万ドル(約10億円)。優勝者には167万4000ドルの賞金に加え、通常より1年多い3年間のシード権が与えられます。格付は、全米オープン選手権の前哨戦とされるジャック・ニクラス主催の「ザ・メモリアルトーナメント」や、「アーノルド・パーマー・インビテーショナル」と同等に。
1926年の開設以来、RCCは、PGAツアーの舞台であり続けてきました。L.A.オープン、ニッサン・オープン、ノーザン・トラスト・オープン、そしてジェネシス・オープン。大会を重ねるたびに、新たな伝説が生まれ歴史が刻まれてきました。前回までと同じく大会ホストを務めるタイガー・ウッズも「大変に光栄なこと」と語っています。慈善活動への寄与や技術の共有も「ジェネシス・インビテーショナル」では、寄付総額は最大200万ドルに達する見込みです。
一流選手が戦う大会は、競技運営関係者やコース管理の技術陣にとっても貴重な研鑽の場。期間中、RCCには世界各国から関係者が集まり、活発な情報交換が行われます。特にコースメンテナンスについては、RCCの高度技術の継承に向け、毎年約40名の卓越したプロフェッショナルが、世界中からボランティアで参加し大会を支えてくれることに感謝しています。東京2020五輪を控え、霞ヶ関CCからも人材を迎えます。リビエラグループが2006年に掲げた「リビエラ未来創りプロジェクト」では、さまざまな産業分野に対する支援を行っていますが、RCCでの人材受け入れも、その一環。RCCは、縁深き日本で開催される五輪大会の成功を心から祈り、力を尽くしています。
2019年10月、「ZOZOチャンピオンシップ」(習志野CC)では、ウッズがPGA最多記録タイの82勝目をあげて世界を沸かせました。この8月には、霞ヶ関CCが五輪ゴルフ競技の舞台になりす。世界の関心を日本に集めるトピックが続く中、日本のコース管理技術も注目されています。
毎年2月のPGAツアーは、リビエラが磨き上げてきたノウハウを、世界にお届けする機会。リビエラはゴルフ界に深く貢献する活動を続けて参ります。

渡邊 メーガン 富士子

Fujiko Megan Watanabe

Riviera Country Club
President


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