2020年9月発行

渡邊 曻

株式会社リビエラホールディングス
代表取締役会長兼社長

渡邊 曻

心豊かな個性輝く人生を願う

コロナ禍が、いまだに終息の兆しを見せません。が、社会の状況はもはや待ったなし。人々はこの現実を否応なしに受け入れて、試行錯誤で〝withコロナ〟の日常を動かし始めています。
私たちリビエラグループが提供しているのは〝不要不急〟なものばかり。集いも余暇も、美食も趣味も、ただ生きていくためなら必要ではないわけです。しかしながら、娯楽や芸術、教養といった〝不要不急〟の存在が、心の豊かさを生み出し、人それぞれの個性を輝かせてきたことも確かな事実。withコロナの社会においても、人生の彩をお届けする産業が果たすべき役割は大きいでしょう。
だからこそ、真っ先に思い出していただけるリビエラでありたい。私はそう願っています。

今だからできることに
真摯に取り組む

そのために、今できること、新たに取り組めることに、社員一丸、心を合わせて真摯に向き合ってまいりました。
緊急事態宣言中もオンライン会議の利便さを活かして、前に進むための準備を重ねてきました。
おかげさまでこの夏も、リビエラ逗子マリーナ・リビエラシーボニアマリーナともに、お客様をお迎えすることができました。また、湘南エリア不動産へのご相談も今まで以上にいただき、都心から1時間の湘南への期待値を実感しております。
また、都内にありながら緑広がる池袋のリビエラ東京も、変わらぬご愛顧をいただき感謝いたします。料亭「白雲閣」以来の伝統を受け継ぐ木造の日本家屋の様式は、3密回避の〝ニューノーマル〟にも合致。開業から70年間ひたすら磨き抜いてきた清浄静謐な空間に、さらに磨きをかけていきます。

気付きと学び歩みを止めない

今までの当たり前が貴重で尊く、より感謝の念が強まったと同時に、コロナ禍で得た学びは大きい。歴史を紐解けば、人間はさまざまな災禍に堪え、そこから得た気付きや学びによって、前へと進んできたわけです。私たちリビエラも、決して歩みを止めません。
目下、相模湾では、先日完全修復を果たした歴史的木造帆船「シナーラ」が、洋上でのセールトレーニングを粛々と進めています。技術革新やグローバリゼーションの進歩を見届けてきた1927年製の「シナーラ」を目の前にするとき、〝真髄〟の奥深さを感じます。シナーラは、リビエラが大切にする本質の象徴であり、まさしくフラッグシップです。
出口が見えない日々だからこそ、新しい視点で考え、挑戦し、今行うべきことに、全力で取り組む。創業以来、時代に合わせて「変化することへの挑戦」をし続けてきたリビエラの真骨頂であり、それが個々を必ず成長させる。一人のスタッフとしてではなく、尊い一人の人財がつくられ残せると信じています。
猛暑の夏を過ぎて、神奈川の海はこれからが美しい季節。逗子に三浦に、ぜひおいでください。そして、もちろん池袋にも。万全の感染予防対策と、これまでといささかも変わらないホスピタリティの心で、皆様のお運びをお待ちしております。

気付きと豊かさを皆様と分かち合う

コロナのために物理的な身動きがとれない分、多くの時間を思索に充てることができました。
苦しくも学び多き日々。こうして得た気付きや心の豊かさを皆様と分かち合い、2021年を輝かしい年にしたい。本年もよろしくお願い申し上げます。


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