2019年3月発行

株式会社リビエラホールディングス
代表取締役会長兼社長

渡邊 曻

マリンスポーツを通じて青少年の健全な育成を図るとともに、マリンスポーツの技術の向上、安全性の確保並びに水上における事故防止を図り、広く国民に海洋スポーツの普及振興及び海洋環境保全を図ることを目的として2016年10月に設立した「一般社団法人 日本海洋アカデミー」は今年で3年目を迎えました。
これまで2017年度「海に親しむ」(2015名参加)、2018年度「海を極める」(1383名参加)のキャッチフレーズを基に活動してきました。2019年度は「海に恋する」として、2000名規模の活動を行っていきたいと思っています。
この度、「公益財団法人 日本セーリング連盟」の名誉会長を務める山崎達光(やまざき たつみつ)氏を代表理事に迎えました。マリンスポーツを気軽に楽しめる環境を整備するとともに指導者を育成し、マリンスポーツの人気を高め、日本をマリンスポーツ大国に成長させるために、山崎氏のヨットマンとしての豊富な経験を生かしていただきたいと思います。
また、リビエラ逗子マリーナ(逗子)やリビエラシーボニアマリーナ(小網代湾)の海域である相模湾が舞台となる東京オリンピック2020のセーリング競技の機運を高め、幅広い世代の方に海に興味を持ち、海の楽しみを身近に感じてもらいたいと考えています。「この豊かで美しい日本の海を自分たちの手で守りたい」「後世まで引き継ぎたい」という海洋保全の啓蒙が、この活動の大きな目的になります。
山崎氏からは「未来ある子供たち、またその青少年に教育を授ける指導者を育成していく事に大変感銘を受けた。自分が海から受けた多くの学びを、青少年たちに伝える手伝いができることに大変興奮している」と、力強い言葉をいただいています。

日本の海の素晴らしさを
生かしたい

今まで1718名が受講した「海と繋がるプログラム」は海の体験が中心で、青少年から参加可能。「海なし県」でもある山梨県や群馬県の小・中学生は、普段接することのない海でのプログラムに目を輝かせていました。〝海離れ〟と言われる昨今、海洋アカデミーで「初めて本物の海を見た」という子も。海でのアクティビティはこれまでに経験したことのない感動を味わっていただくことができました。
「海を極めるプログラム」は、86時間にもおよぶ濃密な12日間プログラムで海のプロを育てます。青少年に海の教育を授ける指導者が増え、アクティブシニアから次世代に渡って海を愛する人が増えることを期待しています。95名の修了生を輩出し、次のステップとしての活躍の場が広がっています。
海に囲まれた素晴らしい環境を持つ日本で、安全面の問題などから海離れが進んでいるのはもったいないことです。海への理解を深め、楽しく、正しく海と付き合っていく。その一助となれるよう、これからも活動していきます。

山崎 達光

公益財団法人日本セーリング連盟名誉会長、
元エスビー食品株式会社会長。

山崎 達光

日本外洋帆走協会理事、日本セーリング連盟会長を経て現職。ニッポンチャレンジを組織し、1992年、1995年、2000年「アメリカズカップ」に参戦、いずれもベスト4を獲得。


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